鏡餅の意味や由来について!

くまざわ柱整骨院・整体院

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鏡餅の意味や由来について!

スタッフブログ

2019/01/08 鏡餅の意味や由来について!

西宮・甲東園・門戸厄神にある

『くまざわ柱整骨院・整体院』

院長の熊澤です。

 

 

今回は「鏡餅について」です。

 

 

なぜ鏡餅を飾るか?

元旦には「年神様」(としがみさま)という新年の神様が、

1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるとされています。

 

年神様の依り代(=居場所)が「鏡餅」です。

 

年神様は祖霊神であり、田の神、山の神でもあるため、

子孫繁栄や五穀豊穣に深く関わり、

人々に健康や幸福を授ける神様として、

「正月様」、「歳徳神」(としとくじん)とも呼ばれて

大切にされてきました。

 

 

お正月行事というのは、

年神様を迎え入れてお祝いし、

たくさんの幸せを授けてもらうためのものなのです。

 

 

 

鏡餅の役割は?

 

年神様は、新しい年の幸福や恵みとともに、

私たちに「魂」(=生きる力、気力)を分けてくださる

と考えられてきました。

 

 

年神様の「御魂」(みたま)は、

年神様が依りつく鏡餅に宿り、

この鏡餅の餅玉を分けていただくことで

「魂」をいただいたのです。

 

 

その年の魂となる「年魂」をあらわす餅玉は、

家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与えました。

 

これがお年玉(玉=魂)のルーツです。

 

 

 

そして、

いただいた「魂」を体内に取り込むための料理が

「雑煮」です。

 

ですから、

お雑煮には必ず餅が入っているのです。

 

 

また、

年神様に毎年分けていただく

「魂」の数を数えれば年齢になります。

 

母親のお腹の中にいるときに

すでに魂があるので、

誕生時は1歳です。

これが「数え年」です。

 

 

鏡餅はなぜ丸いか?

鏡餅が丸いのは、

昔の鏡(丸い形をした銅鏡)に由来し、

天照大神から授かった

三種の神器(鏡、剣、玉)のひとつであり、

鏡餅は年神様の依り代なので、

ご神体としての鏡をお餅であらわし、

「鏡餅」と呼ばれるようになりました。

 

 

鏡餅の丸い形は、

「魂」の象徴で、

大小2段で月と太陽、陰と陽を表し、

「円満に年を重ねる」という意味が込められています。

 

 

鏡餅は、

「三方(さんぽう)という折敷に台がついたお供え用の器」に

「白い奉書紙」、「四方紅(しほうべに)という四方が紅く彩られた和紙」を敷き、

「紙垂(しで)」、「裏白(うらじろ)」、「譲り葉(ゆずりは)」の上に鏡餅をのせ、

「昆布(こんぶ)」、「橙(だいだい)」などを飾ります。

 

 

地方や家によって飾り方もいろいろあり、

串柿、勝栗、五万米、黒豆、するめ、伊勢海老などの

縁起ものを盛るところもあります。

 

 

飾り物の意味は?

 

☆裏白(シダの一種で、表面は緑色で裏面が白い。後ろ暗いところがない清廉潔白の心を表す。

また、葉の模様が対になっているので、夫婦仲むつまじく白髪になるまでの長寿を願う。)

 

 

☆譲り葉(新しい葉が出てから古い葉が落ちるので、家督を子孫に譲り、家系が続くことを表す。)

 

 

☆昆布(よろこぶの意。古くは昆布の事を「広布」(ひろめ)と言い、喜びが広がる縁起もの。

さらに蝦夷(えぞ)で取れるので夷子布(えびすめ)と呼ばれ、

七福神の恵比寿に掛けて福が授かる意味合いもある。

「子生」(こぶ)と書いて子宝に恵まれるよう願う。)

 

 

☆橙(「代々」とも書く。果実は冬に熟しても落ちにくいため数年残ることがあり、

1本の木に何代もの実がなることから、長寿の家族に見立てて家族繁栄、

代々家が続くことを表す。)

 

 

☆串柿(干し柿を串に刺したもの。柿は「嘉来」に通じる縁起もの。

干し柿は「見向きもされない渋柿でも、修練の末には床の間の飾りにもなる」という高い精神性を表す。

串に刺した串柿は三種の神器の剣を表し、

「鏡=鏡餅、玉=橙、剣=串柿」で三種の神器を表しているとも言われる。)

 

 

 

鏡餅はどこに飾ればよいか?

床の間、小さめのものを神棚や仏壇にお供えします。

床の間がない場合は、リビングなどの家族が集まる場所に、

テレビの上のような騒がしい場所や、見下すような低い場所はいけません。

 

 

供える方角は?

その年の恵方、または南向き、または東向きがよいといわれています。

 

 

鏡餅を飾るタイミングは?

29日は苦餅(苦持ち)や二重苦、1231日は一夜餅なので避けます。

31日は葬儀と同じ一夜飾りに通じて縁起が悪いので、

1228日まで、遅くとも30日に飾りつけます。

 

そして、111日の鏡開きで、お供えしていた鏡餅をさげて食べます。

鏡餅は、供えたものを食べることに意義があるので、

雑煮やおしるこなどにして必ず食べることが大切です

 

 

鏡餅を調べていて

色々な事を学びましたね!

 

今年も

鏡餅を頂いて

健康に過ごしましょう!

 

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