「ミトコンドリア」って知っていますか!?

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「ミトコンドリア」って知っていますか!?

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2019/11/08 「ミトコンドリア」って知っていますか!?

【 ミトコンドリアとは !? 】

 

★ 「ミトコンドリア」って知っていますか!? ★

 

人間の体は約40~60兆個の細胞からつくられています。
その細胞を活性化し活動できるようにしてくれているのが「ミトコンドリア」です。

 

 

 

 

 

★ 「ミトコンドリア」の構造 ★

 

「ミトコンドリア」は、「外膜」・「内膜」・「マトリクス」・「クリステ」から

構成されています。

 

「ミトコンドリア」の膜は「外膜」と「内膜」の2つがあり、内膜に囲まれた領域を

「マトリックス」と呼びます。

 

「外膜」と並行になっている箇所が「内境界膜」で、「マトリックス」内に陥入している箇所が
「クリステ膜」です。

 

さらに、外膜と内境界膜で囲まれた領域を「膜間腔」、
陥入した「クリステ膜」に囲まれた領域を「クリステ内腔」と呼びます。

 

 

 

 

 

★ 「ミトコンドリア」の働き ★

 

「ミトコンドリア」は全ての真核細胞の中にある小器官で、
重さは体重の約10%です。

 

①酸素・糖分・脂肪を利用して、生きるために必要なエネルギー(約90%)を生み出します

(身体を動かすエンジンです)。

 

「ミトコンドリア」がつくり出すエネルギーを「ATP」といい、食事などからとった

「栄養(ブドウ糖・脂質・アミノ酸)」と、呼吸によって取り入れた「酸素」を吸収して合成し、

体を動かすために使われます。

 

それに対して、食事や水分をとった後、細胞が“不要なものの排出”をおこなっているのが
「リソソーム」という物質で、たくさんの酵素が詰まっており、
細胞内に侵入した細菌や異物、またエネルギーがつくり出される際にできた代謝物を
分解・消化し、細胞の外へ排出しています。

 

 

②正常な細胞を細胞分裂(マイトーシス)により安定させます。

 

 

③古くなった細胞や(がん細胞など)異変が生じた細胞を自滅(アポトーシス)させます。

 

 

「活性酸素」・「フリーラジカル」を作り出します。

 

これらは生きる上でとても大切なものです。

ところが、偏った食事・不健康な生活習慣・ストレスなどの心理的な要因・

何らかの病変によって数が減ったり、質が低下します。

 

すると、「ミトコンドリア」は糖分や脂肪や酸素を吸収できなくなることで、
過剰に「活性酸素」・「フリーラジカル」を作り出してしまいます。

 

そして、その状態が長く続くと細胞が傷いて、病気にかかりやすくなったり、
老化が早まったりしてしまいます。

 

 

 

 

★ ミトコンドリアを増やす方法 ★

 

先程あげた様々な原因で減ってしまった「ミトコンドリア」を増やすには、
「体にエネルギーが足りないと感じさせること・必要とさせること」が必要です。

 

そうすることで「ミトコンドリア」を増やす細胞のスイッチがオンになり、
健康効果を高めてくれるのです。

 

 

 

 

★「ミトコンドリア」を増やす具体的な方法は…!? ★

 

【①ちょっとキツイ運動をすること】

スタミナ(持久力)アップや疲れにくい身体を手に入れることができます。

「細胞内のATPの量」を監視している酵素がありますが、

通常の運動ではATPが不足しないため働きません。

 

ちょっとキツイ運動(少しだけしんどいと思う運動で動けなくなるほどのキツイ強度は必要ありません)をすると、この酵素が働き、ATPを作ろうとして、「ミトコンドリア」を増やします。

 

※ゆっくりペースのウォーキングと速きペースのウォーキングを3分ずつ繰り返して約30分程度

行なうことがオススメです。

 

時間がない場合は(早歩きや階段を上る、スクワットなど)ちょっとキツイ運動を1分以上続ける

ことがポイントです。

 

 

【②カロリー制限や空腹感を感じさせること】

空腹感は「ミトコンドリア」を強化します。

 

また食事によるエネルギー生産ができなくなるため、「長寿遺伝子」というものが働き、
体を維持しようとして「ミトコンドリア」を増やします。 プチ断食がオススメです。

 

 

※食べ過ぎは「ミトコンドリア」がATPを作りだすのに必要な糖分や脂肪を越えているため
メタボになります。 逆に痩せすぎの人はしっかりと栄養をとる必要があります。

 

※「ミトコンドリア」を増やす栄養素には、イカやタコ、貝類などに含まれる「タウリン」があります。

 

「ミトコンドリア」がATPを作り出す働きを助ける栄養素には、ウナギや豚肉に含まれる「ビタミンB群」レバーなどに含まれる「鉄」があります。

 

 

 

【③寒さを感じさせること】

寒さを感じると、体温を上げるためにエネルギーが必要と判断して、「ミトコンドリア」を増やします。

 

 

 

【④姿勢を良くすること】

「ミトコンドリア」は筋肉中の細胞の中に多く含まれています。
特に背中や太ももなど、筋肉量が多く姿勢を支える部分には多く含まれます。
背筋を伸ばすことで筋肉が刺激されるため、「ミトコンドリア」を増やすことができます。

 

 

 

 

 

 

★ ミトコンドリアを活性化させる方法 ★

 

「ミトコンドリア」を活性化させる方法は5つあります。

 

【①バランスの良い食事をとる】

「ミトコンドリア」を活性化させるためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素を含んだ

バランスの良い食事をとること。 ウーロン茶に含まれる「ポリフェノール」や、

緑茶に含まれる「カテキン」も効果的です。

 

 

【②食事にメリハリをつける】

常に満腹感を感じていると、「ミトコンドリア」のエネルギーをつくり出す働きが弱くなるので、

だらだらと食べるのは避け、食事前には空腹感を感じられるようにすること。

 

 

【③朝日を浴びる】

朝日を浴びることで、体が持つ本来の機能を整える働きをアップさせること。

 

 

【④入浴をする】

血行が悪いと栄養と酸素がうまく運ばれず、「ミトコンドリア」の働きは弱るので、入浴をして血液の流れを良くすること。

 

 

【⑤ストレスを発散する】ストレスが溜まると、体の機能やメンタルをコントロールする

“自律神経”が乱れ、血行も悪くなり、「ミトコンドリア」の質も低下するので、なるべくこまめに

ストレスを発散させること。

 

 

 

 

★ ミトコンドリアを活性化・増やして得られる効果 ★

 

①アンチエイジング効果
「ミトコンドリア」の質が悪くなるとエネルギーが効率よくつくり出せなくなり、「活性酸素」

大量に発生してしまいます。

「活性酸素」とは、細胞を錆びつかせ老化や病気を進める原因物質のことです。

健康な「ミトコンドリア」を増やすことでそれを防ぐことができ、肌や体を若々しく保つことができます。

 

 

②病気になりにくくなる
健康な「ミトコンドリア」を増やすことで新しい細胞の生成や、傷ついた細胞の修復もスムーズに

おこなわれるようになるため、病気や肌トラブルも起きにくくなります。

 

 

 

③ダイエット効果
つくり出されたATPエネルギーは、呼吸や体温調節などに優先的に使われる仕組みになっています。そのためエネルギー量が少ないと体の代謝に使うエネルギーがなくなり、痩せにくく太りやすい体になります。

「ミトコンドリア」を増やすことでエネルギーが効率よくつくられ、代謝がアップしてダイエット効果が高まります。

 

 

 

④妊娠力をアップさせる効果
不妊の原因の一つに、加齢による卵子の質の低下が挙げられます。 卵子に存在する「ミトコンドリア」の働きが弱くなると排卵がうまく起こらなくなり、妊娠しづらくなってしまうのです。

 

また、卵子の質の低下は高齢の場合に起こりやすい自然流産の原因になりますが、健康な「ミトコンドリア」を増やすことで、妊娠力アップさせ、高齢に起きやすい自然流産のリスクを減らすことができます。

 

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